世代を超えた大ヒット・ソング
K.C ことヴォーカル&キーボード担当、ハリー・ウェイン・ケーシーと、ベース担当のリチャード・フィンチが中心になって1973年に結成したバンド。
ディスコ・ブームを語るときに黒人音楽として語る人がいるが、当時のいわゆるR&Bとディスコ・ムーブメントはまったく違うものと考えた方がいいでしょう。あえていうならディスコは白人文化圏寄りだったからこそ世界的なブームになったと僕は思います。
ダッザウエイ!アッラーイキ!
KC & Sunshine Bandはこの最大のヒット曲「That’s The Way」の前のシングル「Get Down Tonight」も全米No.1ですし、この曲に続いて出された「Shake Your Booty」もNo.1を獲得しています。
この時代の群雄割拠のポップス界において3枚立て続けにNo.1というのは、いかにこのグループが人気があったかがうかがえます。
このマイアミ・ソウルが大ブレイクしたことは、マイアミという土地がカリブ海に近く、柔軟なダンス・ミュージックが人種を超えて浸透しやすかったという要因も考えられます。