VALERIE

たまにひとりで出かけてみるの  それから水面に目を落とす

あなたは何してるのかしら いろいろ考えてしまうの

そして頭の中で想像したりしてる

だって 家に帰ると わたしは身も心もボロボロ

あなたの赤い髪が そしてあなたのその格好も恋しい

帰らないつもりなの? バカな真似はやめて

どうしてヴァレリー? 戻って来てくれないの?

ヴァレリー、戻って来て

わたしのもとに  わたしのところに戻って来て

 

刑務所に入ってたんですってね

家も売っちゃって  良い弁護士も雇ったらしいわね

肌が焼けてないといいわ

あなたをいい方向に導いてくれる人が 現れることを願ってる

どこにでもショッピングに行ってるのね

髪の色も変えちゃって 忙しいのね?

払わなくちゃいけない罰金は払ったの?

ずっと逃げてたでしょ まだフラフラするつもりなの?

 

どうしてヴァレリー? 戻って来てくれないの?

ヴァレリー、戻って来て

わたしのもとに  わたしのところに戻って来て


エイミー・ワインハウスの大ヒット曲です。

オールディーズやモータウンを彷彿させるダンサブルな曲ですが、歌詞の内容は悲しげです。

エイミーといえばイギリスの歌手で、そのハスキーな声で歌われたデビュー・アルバムが英国内で67万枚を超える大ヒットで一躍トップスターとなりました。しかし薬物やアルコールなど多くの依存症で常にスキャンダラスなイメージがありました。グラミー賞を受賞した「リハブ」はその名の通り、リハビリ施設に通う自分自身を歌った歌だそうです。

何度か復帰を試みましたが、2011年のヨーロッパ・ツアーは始まってすぐに中止。ステージで泥酔状態の彼女は何度も歌えなくなり、ブーイングの中、公から姿を消しました。そしてツアー中止から一か月後、彼女はロンドンの自宅で遺体で発見されました。

27CLUB というものがあります。過去に天才と呼ばれた数多くのミュージシャンが27才でこの世を去っています。ジミヘン、ジャニス・ショップリン、カート・コバーン、ジム・モリスンなど・・・。そしてエイミーが亡くなったのも27才でした。

本家エイミーの歌うヴァージョンは、この歌詞のブルージーな部分を表現してますね。