I STILL HAVEN’T FOUND WHAT I’M LOOKING FOR 和訳

一番高い山を越えてきた そしてたくさんの戦場を駆け抜けた

ただあなたと共にいたいがために

僕は走ってきた そして這いずり回った。町の高い壁もよじ登った。

ただあなたと共にいたいがために

でも僕はまだ見つけることができていない 探している本当の道を

 

愛しい唇にキスをし、彼女の指先に癒される

炎のように燃え上がる思い 彼女から湧き出る熱き炎

天使の言葉を語りながら、悪魔の手を握り締める

その夜はそれを暖かく感じた 僕の心は石のように冷たかったんだ

でも僕はまだ見つけることができていない 探している本当の道を

 

神のみ国を心から信じている。やがてすべての人種はひとつになれる時が来る

でも僕はいまだ走り続けている

束縛を断ち切り、僕を縛り付ける鎖を断ち切る

今までに犯した数々の罪の十字架を背負うんだ 僕は心から信じている

それでもまだ見つからないんだ 本当に求めているものが


この歌はU2というロック・グループのヒット曲ですが、歌詞の内容を理解するためには彼らがとても敬虔なクリスチャンであり、そしてその敬虔な信仰心とは裏腹に、人生という旅において多くの罪を犯してしまう「人間の弱さ」を理解する必要があります。

ここに書かれている、共にいることを望む「あなた」とは主イエスのことであり、それを心から望んでいるはずなのに、時には悪魔の誘惑に身をゆだねてしまう自分のこれからの生き方がまだ確信として見えていないという歌ではないかと思われます。

僕自身もクリスチャンですが、同じように道に迷っています。

主を信じる前は気にもしなかったことですが、クリスチャンとして信じることを宣言した時からこの苦悩は始まりました。だからこそこの歌は私に勇気を与えてくれます。

クリスチャンとして、人間として、ここまで自分の心の弱さをさらけ出すのは、教会の証でもあまり聞いたことがありません。僕がU2を心から愛してやまないのはそういう理由からです。

VALERIE

たまにひとりで出かけてみるの  それから水面に目を落とす

あなたは何してるのかしら いろいろ考えてしまうの

そして頭の中で想像したりしてる

だって 家に帰ると わたしは身も心もボロボロ

あなたの赤い髪が そしてあなたのその格好も恋しい

帰らないつもりなの? バカな真似はやめて

どうしてヴァレリー? 戻って来てくれないの?

ヴァレリー、戻って来て

わたしのもとに  わたしのところに戻って来て

 

刑務所に入ってたんですってね

家も売っちゃって  良い弁護士も雇ったらしいわね

肌が焼けてないといいわ

あなたをいい方向に導いてくれる人が 現れることを願ってる

どこにでもショッピングに行ってるのね

髪の色も変えちゃって 忙しいのね?

払わなくちゃいけない罰金は払ったの?

ずっと逃げてたでしょ まだフラフラするつもりなの?

 

どうしてヴァレリー? 戻って来てくれないの?

ヴァレリー、戻って来て

わたしのもとに  わたしのところに戻って来て


エイミー・ワインハウスの大ヒット曲です。

オールディーズやモータウンを彷彿させるダンサブルな曲ですが、歌詞の内容は悲しげです。

エイミーといえばイギリスの歌手で、そのハスキーな声で歌われたデビュー・アルバムが英国内で67万枚を超える大ヒットで一躍トップスターとなりました。しかし薬物やアルコールなど多くの依存症で常にスキャンダラスなイメージがありました。グラミー賞を受賞した「リハブ」はその名の通り、リハビリ施設に通う自分自身を歌った歌だそうです。

何度か復帰を試みましたが、2011年のヨーロッパ・ツアーは始まってすぐに中止。ステージで泥酔状態の彼女は何度も歌えなくなり、ブーイングの中、公から姿を消しました。そしてツアー中止から一か月後、彼女はロンドンの自宅で遺体で発見されました。

27CLUB というものがあります。過去に天才と呼ばれた数多くのミュージシャンが27才でこの世を去っています。ジミヘン、ジャニス・ショップリン、カート・コバーン、ジム・モリスンなど・・・。そしてエイミーが亡くなったのも27才でした。

本家エイミーの歌うヴァージョンは、この歌詞のブルージーな部分を表現してますね。

 

 

 

LEAN ON ME

誰だって人生の中で痛みを感じるときがある
悲しみに暮れることもあるんだ
だけど 確かなことは  必ず明日があるということ

僕を頼っておくれよ 強くいられないときには
僕が友達として 力を貸すから
きっとそう遠くないうちに 僕にもその時が来る
頼れる誰かを必要とする日が

君に必要なものを 僕が持っているというのなら
遠慮やプライドなんて飲み込んで
きみが打ち明けてくれなければ
誰もきみの望みを叶えることはできないから

助けの手がほしいときには いつでも僕を呼んでよ
みんな頼れる誰かを必要としてるんだ
君にしか分かってもらえない悩み事が僕にもあるから
僕らはみんな頼れる誰かを求めてるんだ

背負わねばならない重荷があるなら
支えきれなくてつらいときは
僕がかけつけるよ
君の重荷をシェアするよ だから僕を呼んでよ


アメリカは強い国、そして正しい国。

そう信じていた多くのアメリカ人の心に暗い影を落とした出来事。

それは「ベトナム戦争」「ケネディ大統領暗殺」「キング牧師暗殺」でした。

本当に自分たちの国は正しいことをしているのか?本当にこの国を信じていいのか?

そういった「自省」のようなメッセージは音楽をも変えていきました。

「強さ」ではなく「弱さ」を歌い、対外的なものへではなく、本当に大切な周りの人への愛の言葉を歌う歌が数多くつくられたのがこの時期だと思います。

しかし弱さを認め、支えあいを呼びかけることこそが「本当の強さ」

だから時代を超え、この曲はいまも多くの人に愛されているのでしょう。